シャドーバンキング解体新書中国の不動産バブルの原因となっている、謎の金融システムの実体

中国株への投資は控えるべきか?

当サイトで説明してきたように、現在の中国は不動産バブルであり、シャドーバンキング問題によってそれが崩壊し、経済に急ブレーキが掛かる可能性があります。ということは、中国への投資(株式投資など)は控えた方が良いのでしょうか?当サイトでは、中国株への投資は当面、控えた方が賢明だと考えています。

確かにバブルというのは、いつ弾けるか分かりませんし、弾けるまでは儲け続けられるものです。しかし、2013年現在の中国株は、上海・香港共に大きく下落しています。株式市場というのは、実体経済よりも先行して値が動きます(他人を出し抜くほど儲かるため、投資家には常に先回りバイアスが働く)。その意味では、中国の株式市場は既に、不動産バブル崩壊を織り込み始めていると見て取れます。

また、専門家やメディアの報道からも、不動産バブルは臨海に近い状態だと判断できます。80年代後半の日本と、2000年代のアメリカ(サブプライムローン)が、人類史上の二大不動産バブルですが、両者とも「不動産の値段は上がりすぎだ」「これはバブルだ」という指摘が続出していながらも、すぐには弾けませんでした。バブルが崩壊し、不動産価格が暴落したのは、危険だという専門家の指摘が増え始めてから、数年経った後でした。すなわち

株式市場が下落を始める

メディアがバブルだと騒ぎ始める(株価は更に下落基調

不動産バブルが崩壊(株価は大暴落

実体経済が大きく悪化する(株価は底値圏から反発へ

という順番を経ます。2013年現在の中国は、まだ最初の段階だと判断できるでしょう。シャドーバンキングに関しても、まだ問題が深刻化するのはこれからでしょう。この事から考えると、中国株はまだまだ下落の余地が大きく、少し下がった位で逆張り購入に走るのは、リスクが大きいと思われます。

では逆に、まだ株価が下がるのであれば、それを利用して稼げないのか?と思う人も居るでしょう。上海株や香港株のETFを空売りしたり、香港株のベアETFという商品も東証に上場しているので、本当に値下がりするのなら儲けられそうに感じますね。

しかし、これらの戦略は2重の意味で、リスクの高い行為です。その理由は、前述したようにバブルはいつ崩壊するのか分からないという事です。メディアや専門家が「バブルだ」と言う声が出始めてから、実際にバブルが崩壊するまでには、随分とタイムラグがある(崩壊は更に先になる)事がほとんどです。言い換えると、バブルは皆が意識し始めてからも、暫くは続く傾向が強いのです。そして、空売りやベア型ETFは、ポジションを持ち続ける「だけ」でも各種コストが掛かるため、資産が減っていくという恐ろしい性質があるのです。詳しくは事項「中国株の空売りやベア型ETFで儲けられるか?」のページをご覧下さい。

基本情報 シャドーバンキングとは? シャドーバンキングの仕組み シャドーバンキングの規模 中国は不動産バブルなのか? 日本の不動産バブルとの類似点 サブプライム問題との共通点 規制は難しい 
経済への影響 世界経済への影響 日本への影響 問題の解決方法は? 破綻(デフォルト)は避けられない 人民元の切り下げもあり得る?
中国への投資 中国株への投資は控えるべきか? 空売りやベア型ETFで儲けられるか?
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